生きておられ、変わることのない神様
       ぺテロ第一の手紙1:13-25

 イエス・キリストが死者の中からよみがえられたことによって、私たちを新しく生まれさせて、生ける望みを持つようにしてくださいました。
                      (第一ペテロ1:3)

1-あなたは希望を持って生きていますか?
 第一コリント13:13で、「こういうわけで、いつまでも残るものは信仰と希望と愛です。その中で一番すぐれているのは愛です。」と使徒パウロは宣言しています。
 多くの人々は希望を持ちたいと願っていますが、持ち続ける程の忍耐もなく、信念もありません。目先だけの希望であって、「棚から、ぼた餅が落ちてくるのを漠然と口を開けて、待っている人」のようなものではないでしょうか。
 希望は信仰の裏付けがなければ、本当の希望ではありません。聖書が語る、「信仰、希望、愛」は永遠に存続するものである事として語られているのです。そして、最も大切なものは「愛である」と教えています。
 種を蒔いて、次の日に掘り起こして種を見ても茎がはえ、実が出来ているのを見ることができません。もやしならいざ知らず。
 畑を掘り返し、種を疑い深く見つめても、その種は必ず枯れてしまいます。
 「桃栗三年。柿八年…」とあるように、信仰を持って、希望を持って、愛を持って待ち望んでいるならば、「時が来れば必ず成就し」、御言葉の種が豊かに実を結ぶのです。 

2-わたしが聖であるから、あなたがたも聖でなければならない。16
 「ご承知のように、あなたがたが先祖から伝わったむなしい生き方から贖い出されたのは、銀や金のような朽ちる物にはよらず、傷もなく汚れもない小羊のようなキリストの、尊い血によったのです。」18-19と、あなたの救いの原点は、あなたの形だけの形式的な善行ではなく、「キリストの、尊い血によった」と教えているのです。 
 偽善者は、「これだけ、やってあげた!」(大阪弁では「これだけ、やったったのに…)と、ラザロを見下げていた富める男の様に、地獄の火炎の中で始めて自分が、上から目線で人を裁いていた事に気が付く。その時では遅すぎるのに…。私たちはラザロのように、貧しく、病気で、孤独な人であるかもわかりませんが、神様は「宝の民」として守ってくださいます。天使が、天国へ案内してくださった事が記されています。
 あなたは「ラザロ」の様に生きていますか? 聖なる神様の御手の中にやすらえる様になりましょう。

3-神のことばによってよって、新しく生まれた!
 「あなたがたが新しく生まれたのは、朽ちる種からではなく、朽ちない種からであり、生ける、いつまでも変わることのない、神のことばによるのです。」23

  神の言葉(ロゴス)は語られると、実現するのです。
 「光あれ!」と言われると、「光りが出来た」(創世記1:3)のです。
 最初、テントの集会で、示された聖書の言葉、「誰でもキリストにあるなら、その人は新しく造られた者である。古い者は過ぎ去った、見よ、すべてが新しくなったのである」(第二コリント5:17)との聖書の御言葉が、神様の御声として私の心に入り込みました。
 中学二年で父を失いグレていた私の心の中で、新しい自分が高校一年の夏休みから始まりました。
 神様によって「新しく造られた者」として、勉強はできませんでしたが、心が救われただけではなく、神様の子供として、親父は死んだが、神様が、私の魂の親として守り導いてくださることを体験しました。
 私の救いが、「家族の救い」にまでおよぶ様になりました。

 

献身への召命
 イエス様によって「新しい人生が始まりました。そして、聖餐式を初めて教会で行なった時、「この杯は、わたしの血による新しい契約です。これを飲むたびに、わたしを覚えて、これを行ないなさい。…あなたがたは、このパンを食べ、この杯を飲むたびに、主が来られるまで、主の死を告げ知らせるのです。」(第一コリント11:25-26)との御言葉が、「イエス様の献身への招きの言葉」として私の心をとらえ、「『十字架の救い』をすべての同胞に伝えよ!」と語られました。
 日本人の心の中に、「十字架の救いを『福音』として伝える事が使命として与えられました。
 そして、「愛する人たち。あなたがたは、この一事を見落としてはいけません。すなわち、主の御前では、一日は千年のようであり、千年は一日のようです。主は、ある人たちがおそいと思っているように、その約束のことを遅らせておられるのではありません。かえって、あなたがたに対して忍耐深くあられるのであって、ひとりでも滅びることを望まず、すべての人が悔い改めに進むことを望んでおられるのです。」(第二ぺテロ3:8-9)とイエス様が願っているように、クリスチャンはイエス様の再臨を待ち望んでいますが、イエス様は、まだ福音を知らず、イエス様の十字架の救いにあずからない人々に、福音を伝える使命をもって献身しました。
 ラジオやテレビを、インターネットを通して、福音をより多くの人々に語る使命を持ってここまで来ました。
 時が来れば、神様の約束は必ず成就するのです。

 

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