神様を正しく理解し、人々に福音を伝えよう!
マルコによる福音書6:1-13

 あなたはイエス様をどの様な目で見ていますか?
 預言者は自分の故郷では尊敬されなかった事を、「イエスは彼らに言われた。『預言者が尊敬されないのは、自分の郷里、親族、家族の間だけです。』それで、そこでは何一つ力あるわざを行なうことができず、少数の病人に手を置いていやされただけであった。イエスは彼らの不信仰に驚かれた。」4-6と、このように書かれています。
 イエス様は大工ヨセフの子として30歳まで暮らしていました。そしてメシアとしての公の生涯に入られ「ラビ」として、神様の働きを始めました。そして自分の育ったナザレにも弟子たちを伴って来ました。そして、会堂で教えはじめました。

イエス様を見つめる、郷里の人々の目
 あなたは、どのような目を持ってイエス様を見つめているのでしょうか。ナザレの人々は、かなり見下げた目を持ってイエス様を見つめ、「イエス様につまずいています」3。

1-「この人は大工ではありませんか」3
 「ヨセフも大工であり、その子イエスも大工ではないか。この家族を皆が知っている。この教えを何処で学んだのか?」と、イエス様の学歴や家柄から、この知恵、知識、能力を考える事はできずにつまずいています。
 現代人も昔の人々も皆、イエス様がとして、が肉体を持って来られた方だと認めようとはしなかったようです。ですからクリスマスの時にも、「客間には彼らの居る場所がなかった」ルカ2:6-7と、人類を救うために来られた救い主イエス様に対してさえ、人々はイエス様を馬小屋に追いやったのです。

2-イエスは彼らの不信仰に驚かれた6
 バークレーはマタイの注解書で、「説教者が一番説教しにくい所は、自分が子供の時にいた教会である」と語り、「預言者は自分の国では尊ばれない場合が多い」との、御言葉を引用して教えています
 イエス様は、ここでは「何一つ、力あるわざを行なうことができず、少数の病人に手を置いていやされただけである」5と教えています。

 礼拝や教会の集会は牧師一人が頑張るのではなく、皆の信仰のハーモニーが一つになって神様を誉め讃え、神様の栄光を見ることではないでしょうか。
 5章で、『長血の女』が、「イエス様の着物にさわることでもできれば、きっと直る」28と信じて、「イエス様の着物にさわった」27、「するとすぐに、血の源がかれて、ひどい痛みが直ったことを、からだに感じた」29とあります。
 イエス様もすぐに、自分のうちから力が外に出て行ったことに気づいた」30のです。そして、その女に「娘よ。あなたの信仰があなたを直した(別訳は『救った』)」と語り、さらに「安心して帰りなさい。病気にかからず、すこやかでいなさい」34と言われました。
 教会の中で、主の働きを活発に進めるために、皆が一つ思いになって、悩んでいる人々が許され、解決され、癒されて帰れるように、心を一つにして祈り、協力してください。「そこでは何一つ力ある業を行なうことができなかった」5と言われないためにも、あなたのいびきや、あくびが霊的な働きを弱めてしまいます。説教する者の援護射撃を行ない、イエス様霊的な働きを感じるまでに協力してください。

3-汚れた霊を追い出す権威を授けられた弟子たち7
 彼らの不信仰に驚かれた6イエス様は、「12弟子たちを呼び、ふたりずつ遣わし始め、彼らに汚れた霊を追い出す権威をお与えになった」7のです。……「こうして十二人が出て行き、悔い改めることを説き広め、悪霊を多く追い出し、大ぜいの病人に油を塗っていやした」12-13のです。

霊的な戦いに勝利するために…
 イエス様を見た人々は、「この人は大工ではないか」3と、田舎の便利屋程の大工だった様な軽蔑した態度を取ってイエス様の事を語っています。人は良い方向にも、悪い方向にも変われる存在です。
 私がイエス様と出会った時、「誰でもキリスにあるなら、その人は新しく造られた者である。古い者は過ぎ去った。すべてが新しくなったのである」コリント弟二5:17との御言葉を通して、神様の子供として生かされました。
 五十年以上の歳月が流れ、神様の子供としてイエス様につながる秘訣を教えられて来ました。
1-古い自分との決別…自己に死ぬとは、「古い者は過ぎ去った」とあるように、古き人はイエス様と共に「十字架の上で死んだ」のです。
 過去との決別をあなたは経験したでしょうか。

2-復活の生命に接ぎ木…「キリストが私の心の王座にいる」のです。
 イエス様が十字架の死から墓を打ち破って『復活された』ように、イエス様の復活と共に、キリストの生命に接ぎ木されて、神様の復活の生命が自分の内に宿っているのです。

3-キリストの作品としての自己…私たちは自己を、イエス様に完全に委ねてきました。そして生まれながらの自己は、神様のなさる作品を見つめて驚き、感動さえしています。
 今日の読売新聞の朝刊が気になっています。去年の正月に朝日新聞で取り上げられましたが、神様は色々な方を通して、考えられない祝福を与えてくださいました。あなたもこの信仰の原則に従って歩む時、自分の考えにも及ばない、素晴らしい祝福を与えてくださいます。決して失望しないで、上を見上げて進んでください。

 

 

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