来るべき都を探し求めて…
ヘブル書13:14-21

 イエス様は永遠に変わらないお方
 8節で、「イエス・キリストは、昨日も今日も、また永遠に変わることのない方です」(共同訳)と高らかに宣言しています。12章28節で、「私たちは揺り動かされない御国を受けているのですから、感謝しようではありませんか」(共同訳)と語られました。
 モーセでさえ「恐れて、震える」12:21と言うような状態にあっても、「あなたがたが近づいたのは、シオンの山、生ける神の都、天のエルサレム、無数の天使たちの祝いの集まり…新しい契約の仲介者イエス…」12:22-24様が永久に私たちと共にいて下さるのです。
 あなた方はいつまで、「鼻から息の出入りする人に、たよることをやめよ、このような者はなんの価値があろうか」(イザヤ2:22口語訳)と言われ、ころころと心を変えるような鼻から息をする者にたよる事の愚かさを語っています。
 50年以上前、「飼い主のいない羊のように彷徨っていた私を、イエス様は救い出し、正しい道に導いてくださった」この出来事は、現在にまで続いているのです。
 あなたが信じている神様は、あなたを変わらずに愛し続けてくださるお方です。愛も変わらないし、救いも変わらない。悪魔を打ち砕いた勝利宣言も変わらないの事を経験してください。
 あなたの信仰、あなたの人生、あなたの環境、思いが、コロコロと変わっていても、イエス様は「昨日も、今日も、永遠に変わることのない方」であることを決して忘れないでください。これが信仰です。

私たちはこの世にあって、「旅人であり、寄留者」14
 ジョン・バンヤンは「天路歴程」という本を書きました。「天国への旅人」(いのちのことば社)という名でやさしく書かれて出ています。クリスチャンという名の人物が、神様の導きで、聖書の語る言葉に従って 天国に向かって歩む人生の旅・信仰の旅の物語が書かれています。
 「私たちは、この地上に永遠の都を持っているのではなく、むしろ後に来ようとしている都を求めているのです」14と、信仰の究極的な目的地は、天国(天の故郷)であるべきです。

 「安息に入れなかったのは、不信仰のためであった」3:19と語り、「福音を説き聞かされていることは、私たちも彼らと同じなのです。ところが、その聞いたみことばも、彼らには益になりませんでした。みことばが、それを聞いた人たちに、信仰によって、結びつけられなかったからです」4:2
 神様の御言葉が「信仰によって結びつけられる」必要が大切です。エジプトの奴隷から解放されたイスラエルの民は、困難や問題が起きるとすぐに、祖国に帰る事を忘れてつぶやきました。信仰によって結び付く事を忘れた不信仰な民は、約束の祖国に入ることができませんでした。
 ヨシュアとカレブ以外は、荒野で不信仰と呟きのために滅ぼされてしまいました。

 韓国最北端の村で・・
 私が朝鮮半島の東側をバスで北上し、38度線を越えて韓国最北端の村に行きました。小川を挟んで向こうに見える町はとても古い昔の古い家がほとんどでした。南側の家はカラフルなモダンな家が立ち並んでいたので、「貧しい集落ですね」と具宣教師に語ると、「彼らは、すぐ北にある朝鮮の村から朝鮮戦争の時に逃げて来た人たちの村です」と教えてくれました。さらに驚いたのは、「彼らはこちら側の村の人々よりもお金持ちです。彼らはいつの日にか、韓国が統一国家になれば、『自分たちの故郷に帰り、自分たちが住む家を建てるお金を貯めている』のだ」と教えてくれました。
 「ロトは義人」と新約では書いていますが、ヨルダンの死海の低地を、伯父のアブラハムをさしおいて自分が肥沃な良い地を取りました。
 悪に染まった地であろうが、肥沃な金になる欲望を優先しました。やがて頽廃した罪の町が裁かれ滅亡した時、ロトはアブラハムの信仰の故にかろうじて救い出されました。
 クリスチャンが「この世俗の世界」に縛られているならば、この世界と共に滅亡してしまいます。
 あなたも、「この地上に永遠の都を持っているのではなく、むしろ後に来ようとしている都を求めているのです」14とあるように、『神の国』を求めて、永遠の生命に満たされて生きる人生の目的を持っているでしょうか。
 
「私たちはキリストを通して、賛美のいけにえ、すなわち御名をたたえるくちびるの果実を、神に絶えずささげようではありませんか。 善を行なうことと、持ち物を人に分けることとを怠ってはいけません。神はこのようないけにえを喜ばれるからです。」13:15-16

 指導者たちの言うことを聞き、また服従しなさい17
 牧師の務めや立場などを教えています。そして「あなたの益になる」ために、牧師を「魂の見張り番」として、「魂のための心配り」(共同訳)をするものとしての役割を教えています。
 そして、ヘブル書の著者が、「私たちのために祈ってください。私たちは、正しい良心を持っていると確信しており、何事についても正しく行動しようと願っているからです。また、もっと祈ってくださるよう特にお願いします」18-19
と読者や教会の信徒一同にお願いしています。
 
  神様の前で、ヘブル書の著者の祝祷にあわせて、
永遠の契約の血による羊の大牧者、私たちの主イエスを死者の中から導き出された平和の神が、 イエス・キリストにより、御前でみこころにかなうことを私たちのうちに行ない、あなたがたがみこころを行なうことができるために、すべての良いことについて、あなたがたを完全な者としてくださいますように。どうか、キリストに栄光が世々限りなくありますように。アーメン。